臨済宗とは

臨済宗は、禅宗のひとつである。中国禅宗の五家七宗の一つが、鎌倉時代に明庵栄西が日本に伝えた。看話禅は、師匠が出す公案という問題を、弟子が、体全体で答えを見出す中で、理論を超えた真実を探すというものである。また、師匠と二人きりで対面し、弟子が提示した結果を、師匠が検証する参禅を行うことで、体得した。

浄土宗、浄土真宗の念仏を唱えて極楽浄土へ行く他力と比較して、坐禅によって悟りを得ることは、自力と呼んでいる。厳しい武士の世の中の鎌倉時代では、武士を中心に坐禅が広がった。南無釈迦牟尼仏を唱える。

臨済宗は、14とも言われる宗派があり、それぞれの菩提寺によって、葬儀などのマナーも変わる。通夜、葬儀の白木位牌は、最上位に円寂の円の○が書かれる。戒名には、新帰元、戒名の下には霊位と書く。仏壇に位牌を祀る習慣は、臨済宗からスタートしたとも言われている。武家文化と深く結びつき、文化や政治に重んじられたのが臨済宗である。臨済宗寺院のスタイルが、玄関、座敷などの生活習慣に大きな影響を与えたとも言われている。

臨済宗では、生まれつきそなわっている仏性を座禅によって目覚めさせ、人生を豊かに生きる。一無位の真人という言葉によって語られる真実の自己へ導く修行として公案が出題され、座禅の実践中に工夫し考えてゆくという過程の中で悟っていこうとする。また、日常のすべてが修行であるとし掃除、畑仕事などの労働も重んじられている。

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